ic!Berlinというドイツの眼鏡ブランドのジャパンオフィスのビューイングルームの内装設計。青山のオフィスビルの一室を使い、プライベートな顧客へのプレゼンルームとして、また社員の研修、眼鏡の在庫管理等に使う部屋ということで、社長とミーティングした結果、「学校」をテーマにし、デザインを進めた。
まずプランとしては、部屋の中央に大きく斜めに走る壁を立てた。この壁はプライベートスペース(収納棚エリア、トイレ等)とパブリックスペースを分るとともに、片面は黒板になっている。この壁を使ってプレゼン資料を見せたり、研修を行う事ができる。
ic!Berlinの特徴でもあるステンレスのメタルフレームを再利用することでシャンデリアを作ったり、古い絵画の額縁に鏡を入れる等、またそこに置かれる家具達は皆かつて学校で使われていたものを再利用してすべてUSED品で全体をまとめた。
新品ではない、USED品が醸し出す空気感に後押しされ、クリエイティブな眼鏡ブランドにふさわしい空間が演出できたのではないだろうか。
用途:ビューイングルーム、倉庫、研修室
面積:20㎡
設計:atoa design(藤原愛、藤原彩人)
施工:atoa design
撮影:atoa design